「近現代南インドのバラモンと賛歌」〜バクティから芸術、そして「文化資源」へ〜
はいさい! インド仲間で南インド研究者である小尾淳さんが先日上梓された「近現代南インドのバラモンと賛歌」〜バクティから芸術、そして「文化資源」へ〜(青弓社)を紹介します! 右は小尾さんが字幕を手がけたタミル語映画「世界はリズムで満ちている」 現在、大東文化大学国際関係学部で助教を務める小尾さんは、かつては南インド、タミル・ナードゥ州の古都タンジャーヴールに住み、近郊にある政府系の音楽カレッジでカルナータカ音楽(南インド古典音楽)の声楽や弦楽器ヴィーナーを習得した人なのです。インドの大都市ならばまだしも、タミルの一地方都市で生き抜き、彼の地の音楽や芸能を習得、そして研究するにはかなりの気力と体力が必要なのはいうまでもないこと。そんなことをやり遂げた小尾さんはワシからすればそりゃ強者。うん、アマゾネスですね(笑)初めて会ったのは小尾さんが留学中のタンジャーヴール。待ち合わせのオールド・バススタンドのそばに、月光仮面さながらの日焼け&ホコリ防御のスタイルで颯爽とバイクにまたがって現れた姿を今でもよく覚えています! 南インド留学からの帰国後も地道に研究を