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第一目標額 1,500,000
(12月17日マールガリ月初日に到達!
感謝!!)

第二目標額   2,000,000円

現在の支援額    2,257,500円

ご支援者数(のべ口数) 294人

 達成率(対第一目標額)100% 

 達成率(対第二目標額 ​113 

ファンド実施期間

2023年12月31日 23:59まで

手作りファンドゆえアナログに手動入力しているため、若干のタイムラグがあります。

はじまりは
2001年チェンナイの旅

 20年以上前のことだけど、今でも鮮明に覚えています。南インドの大都市チェンナイが誇る音楽の殿堂ミュージック・アカデミーで初めて体験したカルナータカ音楽(南インド古典音楽)のことを。一番安いチケットを購入した僕が通された先は何とステージ上!驚きながらステージ上に座った僕は、ミュージシャン達の息遣いが聞こえるほどの近距離で繰り広げられる音楽、匠の技に息を吞み言葉を失っていました。「何だかわからないけど、とにかくすごい!」

僕は正に日本で上映中のインド映画「響け!情熱のムリダンガム」の主人公ピーターと同じ場所(実際に映画はミュージック・アカデミーで撮影されています)で同じようにカルナータカ音楽と出会ったのでした。


 その衝撃は凄まじいもので、今に至るまで僕をチェンナイをはじめとする南インドへと導き続けています。毎年12月から1月にかけて開催されるカルナータカ音楽のメガフェス「チェンナイ ミュージック・シーズン」の時期のチェンナイに通い、現地のミュージシャンや音楽愛好家、楽器職人などとも広く交流を重ね、音楽シーンをつぶさに定点観測してきました。そこで僕は徐々にカルナータカ音楽の音楽的な素晴らしさはもちろんのこと、南インドの社会にあふれる信仰心や人々の日々の生き方にも大きな感銘を受けていったのです。通えば通うほどインドを好きになり、インドのことを知れば知るほどに、インドは自分の知らないことに溢れていることを知るという、物理的にも精神的にも圧倒的なまでに広大なインドの手のひらの上で気持ちよく踊らされていることに気づいたのです!恐るべしインド沼!(笑)

 

  挙句の果てには2008年末から2011年にかけて2年半ほどチェンナイに住み込み、カルナータカ音楽のシーンにどっぷりと浸ってきました。この滞在中の成果として現地の編集者やライターと組んで「Carnatic Music - A Classical Art」という小さな本も出版し、日本に帰国後も精力的にカルナータカ音楽を中心に南インドの文化を紹介し続けています。「南インドカルチャー見聞録」(共著)、「ひよっこダンサー、はじめの一歩」などの書籍や「旅行人」、「サウンターマガジン」、「インドを旅する55章」、JICA広報誌「Mundi」、「地球の歩き方」(インド編)などの媒体でインドの魅力を発信し、さらにはインドで撮影した写真と動画でカルナータカ音楽や現地の芸能を紹介するトークイベントも多数開催してきました。そんなインド漬けの日々が積み重なるにつれ、僕の心の中にもっともっと南インドの魅力を日本に紹介したいという思いも強くなってきました。その思いが具現化したのが「マールガリ・ジャパン(Margazhi Japan)」というプロジェクトです。

チェンナイにあるカルナータカ音楽の殿堂「ミュージック・アカデミー」。映画「響け!情熱のムリダンガム」のコンサートシーンもここで撮影。

マールガリ・ジャパンとは?

 「マールガリ・ジャパン(Margazhi Japan)」とは僕の普段の「まちかど倶楽部」としての活動の中で、南インドからカルナータカ音楽のアーティストを定期的に招聘するプロジェクトを指します。「マールガリ(Margazhi)」とはチェンナイがあるタミル・ナードゥ州で使われるタミル暦で12月半ばからの一ヶ月間を指す月の名称。この月を中心にチェンナイ・ミュージックシーズンというメガフェスは開催されます。僕は多い日には3つも4つもコンサート(一つのコンサート2時間半~3時間程度)をハシゴしては、極上の音楽を聴き、撮影し、現地の人々と音楽談義に花を咲かせてきました。このミュージックシーズンの熱狂を日本でも再現したいという思いを込めて「マールガリ・ジャパン」と命名しました。

 毎年ではなくても、二年に一度、三年に一度でもいい。日本で継続的にカルナータカ音楽を紹介したい!

一度限りではなく、継続的にです。南インドのトップアーティストを招聘し、その音楽を、彼らの文化を体感してもらうことによって、一人でも多くの日本人にカルナータカ音楽を好きになってもらいたいと思っています。

 そう意を決してミュージシャン達とも話を取り付け、めでたく2020年にマールガリ・ジャパンで初招聘!となる予定でしたが、新型コロナウィルスの流行で延期。何度も心が折れそうになりながらも、ついに今年2023年の11月にアビシェーク・ラグラームを中心とする3人のトップ・アーティストの招聘にこぎつけました!

栄えあるマールガリ・ジャパン 2023 のツアースケジュールは以下。

11月4日(土) 高田世界館(新潟県上越市)

11月5日(日) 武蔵野スイングホール(東京都武蔵野市)

11月10日(金) タワーホール船堀(東京都江戸川区)

11月12日(日) 伊丹アイフォニックホール(兵庫県伊丹市)



マールガリ・ジャパンには二つの柱がありますが、その一つがこの公演制作です。

日本発のカルナータカ音楽の音源制作  

 マールガリ・ジャパンのもう一つの柱はCD制作です。南インドに通い始めた20年前は、現地での音源もカセットテープがメインでCDは少ししか出ておらず価格も高め。しかし、徐々にCDがメインになっていくにつれ、カセットテープは姿を消し、そして今はCDすら過去のものに無ろうとしています。かといってダウンロード販売やサブスクに完全に移行している訳でもないのです。音楽レーベルやCDショップはその多くが姿を消し、CDの新タイトル発売も今は望むべくもありません。2022年12月にコロナ後久しぶりにチェンナイを訪れましたが、その時には「CD is over!(CDはもう終わったよ)」というCDショップの人たちの声を聞いたのでした。実際に今回の日本での録音の話を進めるにあたり、ミュージシャン達は「今、インドでは誰もCDを聴いてはいないし、もはやPCにもCD/DVDプレーヤーもついてないよ。どうして日本でCDを作ろうとするの?」と訊かれる始末。

 しかし、ここまで来ているのならば日本発のカルナータカ音楽の音源を出すのは逆に意義深いことなのでは?

こうなったら公演制作とセットで毎回日本でCDを出しちゃおうと思い至ったのです。ということで、マールガリ・ジャパンでは南インドのアーティストを招聘する度に日本で録音、モノとしてのCDという側面を重視し、マールガリ・ジャパン 2023 アビシェーク・ラグラーム来日ツアーのドキュメント・公式記録としてのブックレットと一緒にお届けしたいと思います!ブックレットの内容は全4公演のセットリスト、公演写真、ツアー中のオフショットなどをで、ジャケの撮影も僕の自宅ミニスタジオで行い、ミュージシャン、公演に来てくれる皆さん、そして制作する僕も含めてメモリアルなものにしたいと思います。

 CDは基本的には先行予約を受けた数を制作。プレスする端数を後日一般販売するかもしれませんが、基本的には支援者のみへのご提供。音源のみのダウンロード販売は公演後1~2年程度後から始める予定です。

 今回はさらにムリダンガムアルバム、いわゆるパーカッション・アルバムの録音も行います。これは僕自身が南インドのリズムが好きだということに加え日本で上映中のインド映画「響け!情熱のムリダンガム」を観て、「ムリダンガムって面白い!」、「南インドの古典音楽に興味が出た!」という人にお届けできればと思っています。ツアー中の11月7日に東京都内のスタジオを借りての録音を行い、このファンドにもこの録音の様子を見学するコースを設けます。

Raise Your Hands!
~先行予約+寄付というカタチでのファンド~

 このファンドは、基本的にはCD・書籍の先行予約(+いくばくかの支援金を加えた価格設定になっています)、録音スタジオ見学特典、そして商品としてのリターンはないけれども、将来の日本公演につながるドネーション(寄付)というカタチで募ることにしました。基本形はCDの「先行予約」と物理的な返礼品(商品)のない「寄付」です。ただし来年夏に僕自身のカルナータカ音楽入門書の出版も重なるので今回はそれも返礼品(商品)に加え、さらには来年マールガリ・ジャパン 2024での招聘も決まったのでそれのファンディングも兼ねるという豪華版になりました!

 このファンドの形式は一般的なクラウドファンディングでいうと「購入型」と「寄付型」の折衷タイプを自前のHPで行うというカタチになります。これまでに僕自身も何度か商用プラットフォーム(システム)を使ってのクラウドファンディングに関わりましたが、今回色々とメリットとデメリットを慎重に検討した結果、既存の商用プラットフォームを使わずに手づくりのファンディングに挑戦し資金の効率的な運用と自分のHPを使った手作りならではのフレキシブルさを重視したファンドを目指します。継続的かつ持続可能なカタチで南インド古典音楽のミュージシャンを招聘しての公演制作を目指すマールガリ・ジャパンのスタイルを構築するために、今回の試みが今後の「礎(いしずえ)」になればいいなと強く願っています。もし失敗したら、その時はまた新たな方法を模索してみたいと思いますが、まずは失敗を恐れずに、このカタチでトライしてみたいと思います!もちろん、果たしてこれで諸々の費用をカバーする事が出来るのか不安ではありますが、手探りしながら、試行錯誤しながら前を向いて突き進んでみたいと思います!コロナの時期の辛さを思えば突き進めるだけ全然マシです!

 今回用意した8つのコースどれをご支援頂いても、今年・そして既に決まっている来年の公演の制作をよりハイクオリティでお届けするために使わせて頂きます。具体的には、まずはCD制作費の150万円をカバーし、それを超えた分は来年の「マールガリ・ジャパン2024」の制作資金へと充当予定させて頂きます。来年は来日ミュージシャンが一人増えて4人になることと、映画「響け!情熱のムリダンガム」の上映と併せて開催するためプロジェクターやスクリーンなどの機材費もかかるため、今年より資金が必要となる可能性が極めて高いのです。

 このプロジェクトはひとえにカルナータカ音楽の魅力にとりつかれ、インドの虜になってしまった僕のパッションではありますが、趣旨をご理解頂き、共感・賛同して頂ける方は、どうぞご支援よろしくお願いいたします!

​サポートコース

Raise Your Hands!~ファンド for マールガリ・ジャパン 2023
サポートコースは以下の8つ

Aコース
タワーホール船堀公演のライブCD(5000円)

日本公演の公式記録的ブックレット付(A・B・Cコース共通)

 


Bコース
日本発のムリダンガム・アルバムのCD(5000円)

日本公演の公式記録的ブックレット付(A・B・Cコース共通)

 


Cコース
CD両方ゲットコース(8000円)

日本公演の公式記録的ブックレット付(A・B・Cコース共通)

 


Dコース
ムリダンガム・アルバム(Bコース)の録音見学(20000円)

7人限定 

 


Eコース
井生 明 が出版予定のカルナータカ音楽を紹介する本 (3500円)

 


Fコース
ドネーション for マールガリ・ジャパン!
定期的に日本でカルナータカ音楽のライブを観たいという方は是非ともご支援下さい!
(1000円~の任意額の寄付)

新規追加コース!

Gコース

マールガリ・ジャパン 2023 ツアーTシャツ(3000円)

Hコース

マールガリ・ジャパン 2023 ツアー手ぬぐい(1500円)

ご支援頂いた資金の使い道

ライブ録音PA費用(11月10日タワーホール船堀公演)、録音エンジニア料・録音スタジオ料(11月7日ムリダンガム・アルバム)、ミュージシャンへの録音謝礼(11月7日・10日)、CDマスタリング料(二枚分)、CDプレス料(二枚分)、ブックレット・CDジャケデザイン料、CD送料などで概算で約140万円ほどが必要となります。

そのため150万円を第一目標(CD制作費)、第二目標を200万円(2024年の招聘資金)として目指していきたいと思います。ファンドの形式としては、その目標額に仮に到達しなくてもファンドが成立するいわゆる「All In」形式となりますので、ご理解の上、ご支援頂ければ幸いです。

マールガリ・ジャパン2024

 2024年は映画「響け!情熱のムリダンガム」に出演の四人のカルナータカ音楽家を招聘しようと思っています。セリフのある役者として出演のボーカリスト:シッキル・グルチャラン(ヴェーダラーマン役)、ムリダンガム奏者:スメーシュ・ナラヤナン(ナンドゥ役)。その二人に加えエンディングのピーターが夢を叶えムリダンガム奏者として演奏するシーンに出ているバイオリン奏者サンジーヴとカンジーラ奏者プルショッタムも招聘し日本ツアー(2024年8月後半)を開催します。しかも願わくば全公演「響け!情熱のムリダンガム」の上映と併せての公演を目指しています!映画に出ていた人がその後スクリーンを飛び出してコンサートをするという超胸熱な企画を実現したい!

 現時点では映画の上映と併せてやることによる会場の制約もあり公演詳細は決まっていないため、このファンドの支援者に対して公演チケットというカタチで提供するのは不可能なのですが、今年の支援者にはクーポンコードを発行し来年の公演のチケットが割引購入できるなど、何かしらのカタチでお返しできればと思っています。二年連続で一流のカルナータカ音楽家が来日するなんて、かつてなかったことです。どうぞご期待ください!

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ご支援はこちらからお願いいたします!

クレジットカード、銀行振込・郵便振替がご利用頂けます。

    Fコー

    ドネーション for
    マールガリ・ジャパン!

    マールガリ・ジャパンの活動に対する任意額の寄付(1000円~)。定期的に日本でカルナータカ音楽のライブを観たいという方は是非ともご支援下さい!これからも引き続き南インドの音楽が日本で聴けるよう精一杯活動いたします!
    ¥

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